 
カラオケが大好きなお父さん
秩父郡皆野町 Ｋ・Ｎさん（44歳）の場合
カラオケ好きの父でした。お酒に酔うと、決まって神野美加の『男船』を歌ってました。その父が病に倒れ、数ヶ月の闘病生活の後、他界。そんなカラオケ好きの父を最後は明るく“父らしく”送ってあげられたら、最後の親孝行になるのに。でも、どんなことをすれば父が喜ぶかな？そのことを葬儀社の方に相談すると、『生前、故人が歌ったカラオケの録音、ございますか？』。しかし、あいにく父の歌声は残っていません。それに親戚の手前もあるし、ありきたりの葬儀でいいかもと自分を納得させていました。
式の当日、お坊さんのお経が終わり、納棺の時のことです。父の大好きだった『男船』が会場に流れたのです。本人の歌声ではないけれど、父の思い出と神野美加の『男船』が重なり、母も私も親族全員、とても癒されました。親戚たちもとても“感動”した式になったと喜んでくれました。
後日葬儀社の担当の方に伺うと、先日夜遅くまで数件のＣＤショップを探し、最後のお店でやっと探し当てたんだそうです。押し付けでない自分らしいお葬式をプロデュースしていただきありがとうございました。 |
